診療放射線科:各検査について
X線CT検査>
検査について
CTとはComputed Tomographyの略で日本語ではコンピュータ断層撮影法といいます。一般撮影でも使用されているX線を体の周りから360°当てたデーターを基にコンピュータが体の断層像を作成する装置です。
装置紹介
シーメンス社製:SOMATOM DEFINITION AS+ 128列
128列になったことにより従来よりも短時間で高画質な画像を作成できます。
また、CARE Dose4D機能により撮影しながら体格ごとに適切な線量調整が可能となり、被ばくを最小限に抑えることができます。
MRI検査>
検査について
MRIとはMagnetic Resonance Imaging : 磁気共鳴画像の略です。エックス線は使用せず、強い磁石と電磁波を使って体内の状態を断面像として描写する検査です。エックス線と比べて骨や空気の影響を受けにくく、脳や血管など柔らかい組織の検査に適しています。
装置紹介
人間工学にもとづくデザインの採用や低侵襲・非侵襲な先進アプリケーションの搭載など,「患者さんへの優しさ」を第一に開発された装置です。
光ファイバーケーブルで伝送する技術を搭載,従来のアナログ信号伝送方式に比べて高画質かつ短時間での撮像を可能にしたほか,独自の水冷システムと制御技術の搭載により,高速化を実現しています。
GE社製:Optima MR360 Advance 1.5T
ポータブル撮影検査>
検査について
一般撮影室に来て検査できない場合、移動型のX線撮影装置を使用して検査を行います。主に病棟や、OP室などで使用します。
一般撮影検査>
検査について
一般撮影とはよくレントゲン写真、X線写真といわれ放射線のX線を利用することで体内の状態を写真に写す検査です。
撮影内容も多岐にわたり全身を様々な角度から撮影し臓器や骨の観察を行う事ができます。
装置紹介
X線撮影装置は3台が稼働しております。
検出器は2018年より富士フィルム社製FPD変更され、
従来のCR装置よりも高画質、低被ばくで検査できるようになりました。
富士フィルム社製
核医学(RI)検査>
検査について
核医学検査はRIという放射性同位元素を使用した薬剤を使います。薬の種類によりの集まる臓器に違いがあります。
薬が特定の臓器にに集まり薬から一時的に放射線が出ます。核医学検査では放射線を装置のカメラで検出しその分布を画像化します。これにより血流量や代謝情報が得られ、血管の梗塞や、癌の発見につながります。
心臓カテーテル検査>
検査について
心臓の血管の造影剤を使うことでリアルタイムに映し出すことができる装置です。これにより血管の形状がわかり、血管が細くなって起こる狭心症などの疾患に対してその場でバルーンやステントにより治療を行える装置です。
装置紹介
バイプレーンでは1回で2方向の透視、撮影が行えるため検査時間の短縮、造影剤の使用量低減が可能になり体への負担を軽減できます。
また、FPD検出器により高画質な画像を、低線量で得ることが可能となり被ばくの低減につながっています。
フィリップス社製「Allura Xper FD10/10」
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